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●リレー連載映画レヴュウ/第十四回 『WHO AM I?』 | ||||
〔ジョーク満載〕 〔アクションシーンにCGは使わない〕 もともとジャッキーはCGが大嫌い。生身の体を繰ってこそのアクション映画だろう!と。 しかし、実際に経費やスタッフの安全を考えた時、何よりも映画の撮影スケジュールを考えた時CGが非常に有用であることに気づいたわけだ。 なので、90年代に入ってからは爆炎シーンなどはCGを使っている。 プロジェクトAやポリスストーリーのように本物の爆風をギリギリで避けながら逃げるというシーンが今後見られないのは残念であるが、そういった映画はもう充分撮っただろう。 今後は60過ぎまで己の肉体のしなやかさを売りに功夫アクションの妙技を見せてもらえればそれで良いのだ。 因みにジャッキーはワイヤーやスタント(黒子)を一切使わないと思っている方多いのでは? それは実は違う。 〔スタント無しの生身のアクション〕 そう。ジャッキーは必要とあらば黒子も使うしワイヤーも使う。 去年だったか、ポリスストーリーでジャッキーのスタントを演じたと暴露した阿呆面のアメリカ人がいた。 「え?ジャッキーのアクションはスタントだったの??」と騒いだ輩も居たが、香港ではそんなのず〜っと前から当たり前のことだったのだ。何を今更。 というのも香港映画というのは撮影ペースが異常に早い。ハリウッドが半年とかかけて撮影しているのが馬鹿くさく感じるほどだ。 撮れるシーンからどんどん撮っていく。 だからジャッキーの都合が合わなければスタントで済ませられるシーンは済ます。 それもジャッキーの顔がわからないようにヘルメットを被ったりしているシーンとシーンのつなぎのようなちょっとしたシーンである。 映画を観ていて「おおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」と歓声を上げるアクションシーンあるでしょ。 あそこは全部ジャッキーがやってますからご安心を。 ジャッキーは目立ちたがり屋ですから、自分の顔がわかるように映してます。 撮影スケジュールの都合でちょっと使ったスタントのことくらいでがたがた言ってんじゃないよ。 ジャッキーは如何にかっこ良くアクションシーンを見せるかに徹底的に拘っているある意味完璧主義者である。 そのためだったら、ワイヤーだって使うんだ。 ※因みにこのシーンはワイヤー無しだと思います(高いの怖いよぉ)(写真B-1) 〔演出至上主義〕 なんだ、ワイヤー使ってんじゃんて? 使ったっていいしょ!! 身体能力のみを使ってワイヤー無しでやった画と 身体能力+ワイヤーを使った画 を比べた時よりかっこいい方をジャッキーは選ぶ。それはつまり己のエゴよりもより完成度の高い映画のためを思った英断なのだ。 ワイヤーだって、ツイ・ハークみたいな大袈裟な使い方はしません。 飽くまで補助的に使うだけです。だからここはワイヤー使ってるのかな?使ってないのかな?というシーンが結構ある。 それだけジャッキーはカッコイイ演出に拘るのだ。 【WHO AM I?】でもこんなシーン。(写真B-2) 手錠に繋がれ背中側にあった両腕をパッと飛んで前側にもってくるシーンだが、ここのテンポが無茶苦茶かっこいい。 しかし余りにもジャンプ力があるのでもしかしたらワイヤーて補助してるかもしれない。 ジャッキーの身体能力はずば抜けてるのでワイヤー無しでやってるかもしれない。 ワイヤーがあるのかないのかなんてどうでもいいじゃない。 カッコいいんだから。 -4-
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