▼ニヤー。オヤてめえ猫じゃなねえか。こんな所に入りこみやがッて。こんちくしょう奴。これでも喰らえ。グエエー。どうだ参ッたか。というわけで今晩は。また映画のお時間がやって参りました。お相手を務めさせていただきますのは銀河警察連邦第一捜査係長ミスターXで御座います。ああ桜が散るたびにシモヤケが痛む……オワカリかな?ワカラナイかな?どちらでも構わないからサッサと行こう。行って行って行きまくろう。まくってまくって死んじまおう……。
▼さて今回取り扱うのは劇映画じゃあないのである。ドキュメントなのである。ドキュメント・ギャラクシー。銀河実話。ナントマアおそろしい映画もあったものかよ。その名も「アメリカン・ナイトメアー」というのである。キミ知ってたか?どんな映画かざっと説明してやるからまあ聞くがよろし。花鳥風月という日本的な美意識がいかにして支那渡来の漢文学の影響を受けながら確立してきたか、その変遷を辿るとともに我々の暗黙知のパラダイムに大きな変更を迫る映画といったら解りやすかろう。つまり脳みそがドロンドロンに溶けて、水銀の熱いスープに飛び込んで、銭湯から戻ってきたら銀時計から一張羅から全部盗まれていたようなそんな映画である。カーステレオを担いで逃げたら鬼に追われてカマイタチにカマを掘られたようなそんな映画といったら理解しやすかろうか。一言でいってドキュメントなのである。ドキュメント。銀河実話。ドキュメント・ギャラクシー。これさっきも書いたな。だから次の段落に行く。行きまくる。まくりまくって死ぬ……。
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