セロリが大嫌いだから”アタックオブザキラートマト”って前例も在るし”セロリ”が人を襲うホラー映画の予定だった。
が、撮影のため森に向かった俺らは何も撮らずに帰った。
だって季節は冬ですよ。
北海道の冬はまじ寒い。
「冬にホラーはねえな」ってのでお蔵入り。
イーライロスの”キャビン・フィーバー”観て羨ましいったらない。
血にまみれ実に楽しそう。
オープニングから我全テンションは挙がります。
学生一団が夏休みカーステレオからガンガン聴いても居ない「ロック」を掛けて軽薄な話で盛り上がりながら保養地の森へ向かう。
もう、お馴染み。
オープニングはこうでなくっちゃ。
食料調達に入った店の人間は誰も彼も異様で誰もが敵意と悪意を向けているようで、それでいて若者たちは鈍感でコレから先の予兆なんて気が付きもせず通り過ぎ、
別荘ついたらセックス組みはベッドへ、純愛カップルは湖でネチネチやって、トラブルメーカーは一人騒動を起こし・・・。
災禍の兆しが若者たちにも了解できる形でやってくる頃には全てが手遅れ。