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「BILL LASWELL,MATERIAL」
かつてSTUDIO VOICE誌のノー・ウェーヴ特集にて“制作欲絶倫男”と紹介されたビル・ラズウェルが在籍した音楽集団マテリアルの初中期の作品群と ビルのソロ大作2曲を収めた3枚組ボックス。
ビル・ラズウェルといえばPIL,ハービー・ハンコック「ロック・イット」のプロデュースやマイルス・デイヴィスの リミックスで一部ではアヴァンポップの魔術師として知られるアーティスト。節操の有無が判別できない演奏が特徴のベーシストでもある。
必聴すべきはマテリアル盤No.2に収められているセルフプロデュースに移行するあたりの作品。
私としてはパンク=ニューウェーヴの地平を見るとはまさにこういう音楽との邂逅のことなんだと思うのだが、 キャッチイなメロディやブラックミュージックの要素の取り入れ方を捉えれば、実はパンクというよりはポップなのかも知れない。
収録曲の中でも「WHITE MAN」「DETACHED」は秀逸。ソロの2曲も秀級。ざらついたゴッタ煮を望むビート派や電子音響派、 ニューウェーヴの波動に身を委ねたいタイプの方、是非耳にされよ。

BILL LASWELL,MATERIAL
3cd Box Set
BILL LASWELL,MATERIAL
2005/12/08
CDx3 BOX
\1550
GOLDEN STARS GSS 5406
収録曲
disk1
01 Take A Chance
02 I'm The One
03 Time Out
04 Let Me Have It All
05 Come Down
06 Holding On
07 Memories
08 Don't Lose Control
09 Busting Out
disk2
01 O.a.o
02 White Man
03 On Sadism
04 Process/motion
05 Discourse
06 Slow Murder
07 Secret Life
08 Reduction
09 Heritage
10 Dark Things
11 Detached
12 Ciquiri
disk3
01 Voice Of Thunder
02 Speed Of Light On Sadism
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