+INTRODUCTION+
05年8月ロカルノ国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア、各国の映画祭で絶賛された「ヘイズ/HAZE-Original Long Version」。「鉄男」「東京フィスト」「バレット・バレエ」「六月の蛇」と都市と肉体をテーマに撮り続け、「ヴィタール」で肉体の内部に降り立った、ベネチア国際映画祭審査員を2度歴任の“世界のツカモト”塚本晋也の衝撃の最新作だ。
本作は塚本初のオールデジタル作品。フィルム映像にこだわり続けてきた塚本が、小型のビデオカメラで、極限的に狭い空間を奔放に撮った。粗い粒子のハードエッジな映像に、超恐怖が、生命のエナジーをたきつける。
監督、脚本、撮影監督、美術監督、編集、そして主演は塚本晋也。ヒロインに「東京フィスト」の藤井かほり。音楽を塚本作品の常連・石川忠が担当し、「鉄男II」以来の激しいビートが観客の肉体と魂をかきむしる。
凄まじい映像にどこまで耐えられるか!閉じ込められた男と窒息することなく行動をともにできるか!
塚本映画に本気リンク。恐怖の果てを体感増殖。駆け抜けろ。生命あれ。
+SYNOPSIS+
男が目を覚ますとそこは”壁の中”。
ざらつくコンクリートの質感に肉体を摺り切らせながら”そこ”からの脱出を試みる。
途中で目にする様々な異様な光景。出会う謎の女。
”ここ”はどこで一体なんなのか。
彼は果たして無事抜け出し謎の解明が成されるのであろうか・・・。
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