【食う。】
ツィゴイネルワイゼン
監督鈴木清順
1980年公開作品
私的だがここ10年間で最も観たい映画NO.1だったこの作品。元々この映画の題にもなってる「ツィゴイネルワイゼン(表記に寄ってはチゴイネルワイゼン,チゴイナーワイゼンとも/独語で“ジプシー風”の意)」(パブロ=デ=サラサーテ作曲)というヴァイオリン曲が好きで、いつかは観るぞ、と思っていた。しかし、これまで、もしや内容が半端だったらなあなどと邪推したためになかなか観る気になれなかった訳だが、先日鎌倉にある画家宅を訪問した際にこの曲がかかり、観るしかないなと直感した。という経緯で今これを書いている。
映画の内容はどうだったかと問われれば、この映画の監督である鈴木清順の当時の言葉「死んでる人が生きていて、生きている人が死んでるような…まあ一種の怪談ですね」に集約されるように正に
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