「ときめきに死す」ジャケット 『ときめきに死す』
監督
森田芳光
【皆さん、涼しいですか?】
どうも昔から私の邦画志向は強く、特に80年代の大学映研出身の監督が撮った作品は内容に関わらず、深夜のテレビ映画だろうがビデオだろうが名画座だろうが観てしまう傾向にある。愛知の実家で、中学高校時代に親父が直で深夜勤務の時、自部屋からこっそり抜けて階下のリビングで夜更かししながら深夜のテレビ映画を齧り付いて観ていた。そこで出会った邦画作品がやたらと心に残っているのだ。それらの多くは80年代若手ニューウェーブと呼ばれた映研出身の映画監督達の作品。石井聰互、大森一樹、長崎俊一、山川直人、そして森田芳光。森田芳光の作品といえば、まず『家族ゲーム』か『キッチン』、最近の作品だと『39刑法第三十九条』『模倣犯』あたりが思い浮かべられる。今年は、江國香織の原作による『間宮兄弟』が公開される。
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