泥尾黒門
(どろお・くろかど)
●日本最暗色のジャムバンド、デイヴィー・クローモンの主要人物
(結成3年目まではバンド編成、以後同名義で泥尾単独を指す)。
80年代初頭に花街通いの仲間たちと何気無くもバンドを結成。
メンバーから「お前が勝手にやりたかったんだからバンド名はお前の好きにしろ」
と言われ、〈ラモーンズっぽさ〉を念頭に“デイヴィー・クローモン”と命名。
自らの源氏名はそれを捩ったもの。
当時、威嚇的な演奏が象徴的だったパンク〜NW路線に反発し、
初期の彼らは客席に背を向け演奏、評論家とか宣う人から〈臍曲がり楽隊〉などと揶揄される。
苦渋の果ての85年、インディーズレーベル〈ブートレッグヌギヌギ〉からアルバム「DAVIE CROMON」をリリース。
基本は開演直後の暗転、ブラックライト以外の照明を一切使わないライブパフォーマンスが無派閥ネクラの間で話題に。