結城一誠過去作品展示
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SADIstic Circus
by前原一人
NOTE写真

 20歳未満は遊泳禁止の過激イベントサディスティックサーカスに行ってきました。
 アングラアートを多く展示しているヴァニラ画廊、SMバーのブラックハートとタブーの確か5回目だかの合同イヴェント。
 演者も国内外問わず一人緊縛の方やキャットファイト、むちゃくちゃやる興行集団、やったらカッコいいパフォーマンスカップルなどなど。
 しつらえられたステージで演者がパフォーマンスを繰り広げる中合間にDJが回してユラユラ踊ってダラダラ飲んだりしてグテグテ話したりするわけです。
 夏フェス、特に北海道の蝦夷ロックに似た開放感ある雰囲気。
 遠くから聞こえてくる大音量のプロの演奏聴きながら砂埃にまみれてウデウデしているあの感じ。
 去年は不良自衛官と二人で行ってきましたが今年は  我らが切り込み隊長朝宮筆頭に、西の140、東のヤナーチェフ、怪談師湯魔、結城一誠と俺。総勢6名で襲撃。
 「見世物小屋」がテーマって奴でSM、フェティッシュ、暴虐、エログロナンセンス。
 マイノリティがマジョリティに反転する麻布十番のクラブハウス。
 レザーフェイスの大男がステージにではなく観客にいたり女王、奴隷にゴスッ娘だのロリっ子だのがフラフラその辺歩いているわけです。パンクスもちらほら。
 なんとも、居心地がよい。
 ショーをだらだら眺めながらドリンク飲みつつ後ろをフと振り返ると一緒に来ていた友人の横にM男がいたり。
 話をするとコスチュームは全部自前。気合入れてんだなあ。
 全部、とは言えパーツは非常に少ないんだけれども。
 非常に少ない。
 玉見えとるがな。
 非常に、少ない。
 話してみるとアイサツのできる方なんだな。流石M、か。
 会場はレイヴの初期型「ウェアハウス パーティ」を彷彿とさせる店名で1階、中2階とラウンジが各フロアにあり、 ステージ前にはキチンと座ったお客さんが、テーブルとスツールが置かれているだけの1階ラウンジにはドレスコード気合入ったその手の常連さんが。
 2階ラウンジはソファとテーブル。見るからにハイ・クラスって感じの夜の住人がダラダラしてる。
 ある種の住み分けみたいなのが決して広くは無い会場で成されていて都会的な不快感と面白さ。
 サイヴァーパンクの一場面に入り込んだような。
 来年もあるのかな。
 あるならまたこぞって行きましょうぜえ。

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