「東京驢駈環1974」フライヤー 『フロムビューティフルヒューマンライフ』
●『天然模型群』投下直後立続けに発表された驢駈環フォークロック期萌芽の傑作。画期的なシンセサイザー、 フェアライトCMIの大胆な導入。フォークのアコースティック風情とテクノロジーの不和を感じさせない精緻な音作りは圧倒的。
ふざけたノリだがこの領域を瀰漫する空気は恣意的ではなかった。阿豼留のブルース能で聴き手を昏倒させる「横濱の奉教人」、 や音のニトログリセリンともいえる「炸裂〜フロムビューティフルヒューマンライフ」、楽しい「五臓六腑ミュージカル」などはその域の真骨頂。
スローバラード「ハローくノ一」はバンドの奇々怪々な面が浮き彫りにされた問題作。プロデュース/阿豼留周秉。(U.K.)

 
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